No.001 フリーメイソンの起源

フリーメイソンという団体の起源はヨーロッパの歴史に深く関わってきている。そしてそれが今では世界中に広がっている。そのため発祥には諸説あり、信ぴょう性の高いものからオカルトめいたものまで多数存在するがここでは主なフリーメイソンの起源について記す。

 

スコットランドの石工職人の組合

フリーメイソンという名称はロンドンにあるウェストミンスター寺院の大聖堂を改築した際、1378年にカンタベリー大主教から出された勅許上の記載が最古のものである。『フリー』の意味は『自由』で、『メイソン』は『石工』のこと。石工とは石を加工して別のもの、主に建築物を組み立てる職業である。ヨーロッパでは石造建築が多く、非常に重要な偉業として地位を確立していたことは想像に難くない。この石工職人たちの組合がフリーメイソンの起源である。もう一つ、 1360年にイギリスのウィンザー城を建造するのに568人の石工職人たちが作った組合(ギルド)が、フリーメイソンの起源ともいわれている。

この際に職人たちは建設現場付近の寮で共同生活をしながら現場を渡り歩いた。自分たちの石工の技術や権利が他の集団に渡らないように、秘密の暗号や挨拶が発展したのだ。その秘匿性がいまだにフリーメイソンの特質として続いている。

『フリー』には『免除』というニュアンスがあり、国にとって大切な石工職人たちが特権を与えられていたこともうかがえる。

 

イングランドで変容するフリーメイソン

石工職人たちの組織として成立したフリーメイソンだが、その後、イングランドで変容していく。建築に携わる人間は中世ヨーロッパにおいて社会的地位が高い物だった。加えて、石工職人たちは各所を渡り歩く為、いろいろな情報が集まる。ロッジ内ではメンバーが平等で上下関係もなく情報交換が出来るため、その情報を目当てに貴族や知識人もロッジを訪れるようになった。こうして思索的な近代フリーメイソンに変わる基盤ができていく。

建築ブームも終わり石工職人の数が減った後でもフリーメイソンは衰えを見せず、貴族や知識人によって維持される。1717年、ロンドンに世界初の『グランドロッジ』を作ったことによって職業組合ではなく、友愛団体として確立される。

上流階級の人間が所属する団体であったフリーメイソンは当初700人程度の会員数だったといわれているが、グランドロッジの創設によって加入者が激増し、1723年には決まり事ともいえる『フリーメイソン憲章』が作られた。そうしてヨーロッパ、アフリカ、アジアへと広がっていき現在に至る。

 

△その他のフリーメイソン禁断都市伝説は上の画像から△

 

 

 

 

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