『週刊少年ジャンプ』にて掲載された、ほったゆみ(原作)と小畑健(漫画)による囲碁を題材にした『ヒカルの碁』。1999年から約4年にわたり掲載され、当時は若い世代に囲碁ブームを巻き起こすなど社会現象をも生み出したこの作品。2003年にファンに惜しまれながらも完結しました。
原作を知っている方なら知っているかもしれませんが、この漫画は不自然な終わり方をしている。なんと最終回で主人公のヒカルは国際試合で韓国棋士に敗北して終わるのである。『友情・努力・勝利』をポリシーにしているジャンプ。主人公が敗北して完結するというのは非常に珍しい。しかしこの敗北には韓国側からの圧力があったというのは皆さんご存知だろうか?
韓国は、日本と同じく囲碁が盛んな国であり、当然『ヒカルの碁』の人気も高かった。しかし、その一方で韓国国内では日本人が囲碁という競技で世界で活躍するという内容に不満を持っていた。そう訴える声が相次ぎ、出版元の集英社に多数のクレーム・抗議の声が寄せられたのだとか。その結果、それが圧力になり最終回でヒカルは韓国人の棋士に負けてしまったのだ。
他にも韓国からの圧力は発生している。『ヒカルの碁』という作品は一部と二部と物語が分かれている。
もともとは主人公のヒカルに平安時代の棋士『藤原佐為』が憑依しているという設定だった。その『藤原佐為』というキャラクターが『平安風なのがゆるされない』・『韓国の歴史にマッチしていない』というとんでもないクレームも多数発生しやむを得ず、このキャラクターは物語から姿を消したのだ。
ジャンプの看板漫画でもあった『ヒカルの碁』。そんな素晴らしい作品が韓国からの圧力によって連載終了に繋がってしまったのだろうか。