No.004 HUNTER×HUNTERと3.11東日本大震災の奇妙な関係

『幽遊白書』や『レベルE』といった人気マンガを手掛けてきた、冨樫義博。休載の目立つ冨樫さんですが、ストーリーの面白さから今でも沢山の読者から根強い人気を獲得し続けています。
 
そんな冨樫さんが、『HUNTER×HUNTER』を通して、2011年3月11日に起きた東日本大震災に対してメッセージを込めてるのを皆さんはご存知だろうか?
 
それは、コミック32巻のNo.332『喝采』で確認できます。レオリオという登場人物が会長職に就く際の主張演説でこのように語っています。
 

 

『俺が会長になったら 協会を…私物化するからな!!』
『最初にお前ら全員に出す命令は ゴンを助けるため すぐに動け!!!だ!』
『オレなぁ~…こんな事してる場合じゃねーんだよ…』
『あいつは…ゴンは今 死にかけてる…』
『仲間なのに…友達なのに…それを…知ったのはつい最近だ………!!』
『あいつは…オレが…自分のため 勉強して…酒飲んで…部屋替えて…』
『ズリセンこいて女連れ込んでネットしてる間中ずっと…』
『誰かの為に 戦ってた…!前会長と…仲間たちといっしょに』
『その中の一人は…ゴンを助けるため まだ命がけで戦ってる最中だ』
『オレはゴンに声を掛けることしか出来なかった…声を掛け続ける事しか出来ねェ…!!』
『頼む!!ゴンを助けてくれ!!とにかく考えろ!!思いついたら動け!!』
『俺に出来ることがあるなら言え!何でもやる!』
 
このレオリオの演説は冨樫さんからの東北以外の人たちに向けての何かしよう!というメッセージと被災者に対する慰労が含まれているのではないだろうか。パリストン以外の票数をあわせたレオリオ当確の票数が震災の起こった日付である『311票』なのも偶然ではなくすべて計算されているのだろう。
 
ちなみに震災があけて、初めて連載再開をした時のナンバーが『311』だったのにも何か不思議な縁を感じますね。

 

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